菊物を楽しむ

打ち上げ花火を楽しむには、その種類を知ることが大きなポイントとなる。

まず、「割物」と呼ばれるタイプ。
上空で破裂したときに光が球状を描いて飛散するという特徴を持っている。

この割物のうち、星が菊の花のように尾を引いて広がるものを「菊物」、尾を引かないものを牡丹の花にちなんで「牡丹物」という。

また、2重、3重、4重の球状に広がるものを「芯物」と呼んでいる。

1番人気、菊物の特徴は3つだ。1つ、打ち上げられた際、空に真ん丸に広がる。

ふたつ、飛散した星が、2色、3色と次々に一斉に変化し一斉に消える。

3つ、一つの芯状の級を中心にして、2重3重4重の同心円状の球を描く。空を覆うような感じで地上すれすれまでたれるように光が落ちていく「禿菊(冠菊・かむろぎく)」、小さい菊が一斉に咲き誇る様子を表現した「千代菊」、多重の同心円を描く「多重芯変化菊」。

最もシンプルで美しい「円」を愛でることこそ花火鑑賞である。