花火玉の中を覗いてみた

花火玉のなかはどうなっているのか。半分に切ってその断面をみてみよう。

球状の「星」と細かい「割薬」とが層をなしている。星が花火の光を発するものなら、割薬は星を四方八方に飛ばして球状に開かせる役割を担う。
ちなみに球状の花火は日本独特のもので、欧米の花火はほとんどが筒状形だ。

火薬を詰める「玉込め」にはいくつかの手法があるが、「窓込め」と呼ばれる方法で芯入りの花火玉ができるまでを紹介しよう。

古新聞紙を貼り合わせた型(玉皮)の一番外側に仕切り紙を敷いて星を密に並べ、割薬をその内側に入れて上部まで詰めていく。

その際、星と割薬が接触しないよう、間に間仕切り紙を入れる。詰め終わったら仕切り紙で包み込み、玉皮をはずす。

次に、芯より一回り大きい玉皮を用意し、その外側に親星を並べ、割薬を所定の厚さに詰めたところへ芯を中心になるように入れる。

親星、割薬と交互に入れながら、上部まで詰めていく。

火薬を均等に詰めないと、打ち上げた際、真円を描かずいびつになるのだそうだ。