完璧を追い求める職人の目

花火玉の大きさを見てみよう。日本では、一般的に尺貫法の「寸」を基準に大きさを規定している。

1寸は約3.3センチ。直径が3寸といえば約10センチで、これを三号玉と呼ぶ。

10号玉なら約33センチ。高度や広がりの範囲は、3号玉だと高さ120メートル、開花時の半径30メートル。

5号玉で高度190メートルで半径85メートル。

10号玉なら高度330メートルで半径160メートル開く。

さらに30号玉(直径約100センチ)であれば、高さ約600メートル、半径275メートルにもなる。

職人は、玉込めを終え玉皮を貼り合わせ1個の球体に仕立てると、玉を木板でたたく姿がある。

これは割薬を星の隙間になじませて、割薬の圧力を一定にする作業。出来不出来を左右する大事な作業だ。割薬の塩梅がずれると、打ち上げたとき、その開く幅も変わってしまうという。

花火玉を振って内部の音を聞くのは割薬の量が適当かどうかの確認だ。その後、強度を与えるため、ハトロン紙を貼り付ける「玉貼り」を行う。そしてやっと試し打ちだ。職人は、上がった花火を見て、細かなチェックをする。