花火を鑑賞する側の情熱

「花火鑑賞士」とは、秋田県大仙市のNPOが主催、認定する資格で、“花火を知的に、かつ楽しく鑑賞するための技術的向上を図る”ことを目的としている。

花火の見せる、華麗な「現象」を見極める目を持っている人たちだ。

たとえば、花火玉の構造や、その大きさと色の変化の回数のバランス、変化の順番、星の燃焼時間などに注目し、研究しているそうだ。

またそうした「目」を持つことで、花火を見るのがさらに楽しくなるというもの。

花火鑑賞士の産みの親でもある花火研究家・小西亨一郎さんは「星が散っていくのはほんの数秒間のこと。花火鑑賞士は、その数秒のうちに、美しさを事細かに鑑賞します。よくいわれることですが、日本の花火ほどまん丸く表現される花火はありません。球状に飛び散った星が一斉にスパッと消える。色や光にメリハリがつくと、本当に感動しますね。」と話す。

花火に対する情熱では、見る側も作る側に負けていないのである。